【ギター改造】GIBSON レスポールスタンダードを50年代ヴィンテージ風に改造 その3

ギター

配線作業

配線材の準備

今回はボリュームポットとピックアップスイッチはそのまま流用で、配線材とコンデンサとジャック部分を交換します。

まずは配線材。ストラトだとBELDENの被覆付き用ケーブルを使うことが多いですが、レスポールの場合は、写真左側のような、シールド付きワイヤーにすると雰囲気が出てかっこいいです。

そのほか、各ポット間をつなぐ、アース線(スズメッキ線)が必要です。

部品の取り外し

ここからは一気です。

とりあえず必要ないものを、バシバシ切断してはずしてしまいます。

取り外したものです。この後、エスカッションやら、ジャック、ブリッジ関係も交換するので外してしまいます。

配線完了

ボリューム、トーン回路

後は、回路図通りに配線するのみ。サクサクいきます。

で、完成がこちら。

レスポール 50年代 配線 オールド ヴィンテージ 50s ビンテージ

改造前の写真をもう一度。

現行 レスポール 配線

ちょっとわかりずらいですが、左下のボリュームポットにコンデンサの片足が接続されている位置を、改造前後で変えています。

ちなみにコンデンサは、SPRAGUEの安いオイルコンデンサに交換。完全に見た目重視ですね。

本当は、バンブルビーとかの方が、見た目には良いのですが、高くてちょっと手が出ない。

どうせ、僕の耳では音の違いがわからないだろうし。。普段見えないところですので。。

ピックアップセレクター部

続いて、ピックアップセレクター(トグルスイッチ)のところ。

写真だと全然わからないですが、ここも少しオリジナルに忠実に改造してます。

言葉だとわかりずらいですが、フロントとリアPUのシールド線の端部を針金でぐるぐる巻いて、半田付けして、そこから短いケーブルを出して、スイッチの空き端子に接続するという、要は、アース線の端末処理ですね。

ノイズに対するシールドになりますので、大事です。

楽器としては、基本的にシールドしすぎると、シールド線と信号線の間の浮遊容量(寄生容量)を介して、高周波成分がバイパスされるので、ハイ落ちしやすくなると思います。

まあ、減衰する分の周波数成分は相当高いところにいると思いますので、人間の耳に聞こえる~20kHzぐらいには、そんなに影響があるとは思えませんが、、

とりあえず今回で、電気的な改造は完了。

まとめ

最後に、いまさらですが、忘れないように実体配線図も描いてみました。

レスポール 50年代 配線図 配線 オールド ヴィンテージ ビンテージ

トグルスイッチは、今回はオリジナルを流用。

カスタムパーツとしては、Swichcraftが有名ですね。

ポットも今回は流用。1個だけ、CTS製がついてました。CTSもカスタムパーツとしては御用達のメーカです。

ジャックはスイッチクラフト #11に変更しました。うちのギターは全部これに替えてますが、かなりしっかりとした差し心地になります。

ちなみにジャックに行くケーブルは、ボリュームとかトーン回路の近くを通っていくので、外皮のシールド(=アース)が、接触して信号がショートしたりしないように、絶縁の為、ゴムチューブを被せています。

次は、外観ですね。

続く。

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