配線作業
配線材の準備
今回はボリュームポットとピックアップスイッチはそのまま流用で、配線材とコンデンサとジャック部分を交換します。
まずは配線材。ストラトだとBELDENの被覆付き用ケーブルを使うことが多いですが、レスポールの場合は、写真左側のような、シールド付きワイヤーにすると雰囲気が出てかっこいいです。
そのほか、各ポット間をつなぐ、アース線(スズメッキ線)が必要です。
部品の取り外し
ここからは一気です。
とりあえず必要ないものを、バシバシ切断してはずしてしまいます。
取り外したものです。この後、エスカッションやら、ジャック、ブリッジ関係も交換するので外してしまいます。
配線完了
ボリューム、トーン回路
後は、回路図通りに配線するのみ。サクサクいきます。
で、完成がこちら。
改造前の写真をもう一度。
ちょっとわかりずらいですが、左下のボリュームポットにコンデンサの片足が接続されている位置を、改造前後で変えています。
ちなみにコンデンサは、SPRAGUEの安いオイルコンデンサに交換。完全に見た目重視ですね。
本当は、バンブルビーとかの方が、見た目には良いのですが、高くてちょっと手が出ない。
どうせ、僕の耳では音の違いがわからないだろうし。。普段見えないところですので。。
ピックアップセレクター部
続いて、ピックアップセレクター(トグルスイッチ)のところ。
写真だと全然わからないですが、ここも少しオリジナルに忠実に改造してます。
言葉だとわかりずらいですが、フロントとリアPUのシールド線の端部を針金でぐるぐる巻いて、半田付けして、そこから短いケーブルを出して、スイッチの空き端子に接続するという、要は、アース線の端末処理ですね。
ノイズに対するシールドになりますので、大事です。
楽器としては、基本的にシールドしすぎると、シールド線と信号線の間の浮遊容量(寄生容量)を介して、高周波成分がバイパスされるので、ハイ落ちしやすくなると思います。
まあ、減衰する分の周波数成分は相当高いところにいると思いますので、人間の耳に聞こえる~20kHzぐらいには、そんなに影響があるとは思えませんが、、
とりあえず今回で、電気的な改造は完了。
まとめ
最後に、いまさらですが、忘れないように実体配線図も描いてみました。
トグルスイッチは、今回はオリジナルを流用。
カスタムパーツとしては、Swichcraftが有名ですね。
ポットも今回は流用。1個だけ、CTS製がついてました。CTSもカスタムパーツとしては御用達のメーカです。
ジャックはスイッチクラフト #11に変更しました。うちのギターは全部これに替えてますが、かなりしっかりとした差し心地になります。
ちなみにジャックに行くケーブルは、ボリュームとかトーン回路の近くを通っていくので、外皮のシールド(=アース)が、接触して信号がショートしたりしないように、絶縁の為、ゴムチューブを被せています。
次は、外観ですね。
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